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「骨が折れる仕事」は「骨折する仕事」

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【大丈夫か日本語・上】大学なのに…中学生レベル6割!?|学校教育|教育・福祉|Sankei WEB

「ついに、ここまできたか…」九州地方の私立短大に勤める講師はそう言って、しばし言葉を失った。“日本語が通じない現実”に直面したのは昨年秋のことだった。

ここ数年、日本語の誤用というか、むしろ時代の流れの中での解釈の変化というか、昭和の日本語が通じないなんて話はよく聞くわけですが、気をつけないと自分くらいの世代でもビックリする日本語解釈が広まっていたりするから怖いわけです。

これらの誤用は若者だけの話じゃなく、大人世代でも平気で間違えてたりするから怖いわけで、先日もF1中継で片山右京が「汚名挽回」を連呼していたのはちょっとビックリ。
これ以外にも、「気が置けない相手」「情けは人の為ならず」「役不足」「確信犯」あたりは、もはや誤用の方が正しいとして話さないと、話が通じないこともしばしば。「役不足」や「確信犯」なんかは、TVなんかでも平気で誤用で使われることも多かったりと、むしろ誤用を指摘する方がオカシイような状況でもあったり。

まあこの手のネタで総じて言えるのは、言葉をそのままの形で捉えてしまうというのが平成日本語の傾向。
元来日本語の慣用句は、何か元のネタがあってそこから派生したものが多く、それを知らないと正しく使えないモノが多いわけで、たいがいその元ネタも江戸時代など昔の逸話がほとんどで、およそ現代では想像もつかないようなものばかり。
さらに日本語特有の言い回しとして、言葉の裏に様々な意味を隠すこともよくあるわけで、それが長年使われていくウチにその裏の意味が伝わらず、言葉だけが一人歩きしてしまった結果とも言えるんでしょうかね。

たとえば、贈り物などを贈る際に言う「つまらないものですが・・・」という挨拶は、最近の社会人向けの挨拶How To本などでは、「正しい使い方ではあるが場合によっては失礼な言い回しになる場合があるので避ける」、なんて教えてるんだとか。

これなんかも、相手が言葉をそのまま受け取って「つまらないものを贈るなんて、なんて失礼な!」っとなってしまうからですが、本来この「つまらないもの」の意味は、「贈る相手があまりにも素晴らしい方なので、私なんかが選んだものはどんなものもつまらないものに見えてしまう」というように、こちらがへりくだる謙譲語なわけで、相手を持ち上げて「つまらないもの」と言っているんですが、現代社会ではその奥ゆかしい日本語はなかなか理解されないんでしょうかね。

まあ個人的には、言葉なんてものは時代と共に移り変わっていくものなんで、別に最近の日本人の国語力が低下しているというよりもむしろ、ネットやメールなどの新しい文化に触発されて、再び日本語に変化が訪れている過渡期なんじゃないかとも思うわけで。
昭和の時代だって、その前の時代の日本語がどんどん廃れていったり、意味や用法が180°変わるなんて事はいっぱいあったわけですから。

とはいえねぇ、さすがに「骨が折れる仕事」を「骨折することが分かっている仕事はしたくないです」とか部下に言われたら、開いた口が塞がらないですけど。

まあぶっちゃけ自分でも間違った日本語を使っちゃったりもして、結局は相手に意味が伝わればいいじゃん!ってのが真理だったりもするわけですが、日本語特有の詫び寂の効いた言い回しを使って会話してみるのも面白いと思ったり。結局は相手に伝わらなきゃ意味ないってのが一番の問題というか、そこなんでしょうね。

日本語の誤用:wiki

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